低成長時代に入った日本のITサービス産業現在、国内ITサービス産業の市場規模は6兆円規模に及んでいます。ITサービス産業がここまでの規模に発展したのは、ITが企業のビジネスや社会インフラを支える上で欠かせない存在となってきたためです。今後さらに社会の中におけるITの重要性は高まることが予想されますが、一方では国内のITサービス産業の停滞が懸念されています。
ITサービス産業の低成長を裏付ける最大の要因は、発注元である企業のIT予算が減少傾向にあることが挙げられます。90年代後半から続いた企業の基幹システム再構築の需要が一巡し、今日ではオープン化した基幹システムをいかに安いコストで運用できるかが最重要視されています。そのため、今後は予算増加の起爆剤となる大規模なシステム開発案件が少なくなることが予想されます。また、多くの企業経営陣は、これまで基幹システムの再構築に費やしたIT予算の妥当性や投資対効果について疑問視しており、今後のIT投資には慎重な判断をする傾向が強くなっています。
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